第18回全日本テコンドー選手権大会

国際テコンドー連盟

入賞者メンバー


日 時:2007年7月21日(土)〜22日(日)

場 所:駒沢オリンピック運動公園 体育館

今大会は、初の3部制で行われました。
@有段の部(有段者 各階級・クラス8名に選考します)
A有級の部(選手を目指す、有級者メンバー 対象です)
Bジュニアの部(未就学児〜中学生・有段までクラス多)

午前中に有段者の部、午後から有級者・ジュニアの部を行いました。
皆さん、お疲れさまでした。


@有段者の部

見所を一言で言うと、ベテラン選手vs若手選手の一騎打ちです。
今年の全日本大会は、新旧交代の流れとなりました。


全日本大会11年連続出場・現世界マイクロ級王者の田部師範代が、
注目の選手ながら初出場選手に、1回戦で敗退するという番狂わせが生じました。

今までずっと優勝を継続していただけに、驚きが隠せません。
時代の流れは時として、ベテラン選手を残酷に追いやってしまうのでしょうか。

田部師範代は、今大会で一線を退くことを決めて出場しました。
彼の軽快なフットワーク、鋭い蹴り技の数々を今後見ることができず残念です。

テコンドー界ホープの早い引退に、とても残念な気持ちが残ります。
今夏の世界大会にて、是非2連覇を達成して頂きたく思います。

ミスターテコンドー



引退を決め出場した岡澤師範は、決勝戦まで各地区の若い王者と対戦。
決勝戦を魅せる為なのか、静かに駒を進めている様にも見えました。

固唾を飲む決勝戦は、身長190cm・若手の超重量級 新野選手です。
若くパワー溢れる新野選手もまた、滞りなく勝ち進んで来ました。

年齢差14才。大接戦の激しい打ち合いは、本戦では決まらず延長戦へ。
そして最後まで諦めず打ち続けた、岡澤師範に軍配が上がりました。

岡澤師範は誰も成し遂げた事のない、全日本大会の組手17年連続出場を達成。
若い選手や指導者から研究されながらも、ヘビー級3連覇を有言実行です。

身長180cmと小柄ながら、日本ヘビー級のエースとして君臨続けた岡澤師範。
岡澤師範が引退した今、新しい力・新しい選手の今後の活躍に期待します。

ヘビー級・2枚看板



そして当道場から また1人、全日本王者が誕生です。

型1段の部にて、芹澤指導員が悲願の優勝…
努力する匠の技術力が、とても冴えた一日でした。

決勝戦・判定後、ガッツポーズした笑顔を決して忘れません。
芹澤指導員、おめでとうございます。

全日本大会☆初優勝



また型2段の部にて、田部師範代が準優勝に輝き、
型3・4段の部にて、岡澤師範が3位入賞を果たしました。


長い間 日本テコンドー界を引っ張った両師範、大変お疲れ様でした。

全日本大会 名場面
新野1段 1回戦 新野1段 準決勝 有段者の部 4人が入賞


全日本大会 結果
氏 名(当道場から出場選手) 組 手
岡澤 一 3・4段の部 第3位 ヘビー級 優勝
組手 3連覇 ・ 17年連続出場 達成
田部豊和 2段の部 準優勝 マイクロ級 1回戦
組手 11年連続出場 達成
芹澤 薫 1段の部 優勝 マイクロ級 1回戦
新野秀和 - ヘビー級 準優勝
根本玄友 - ライト級 棄権
石井正弘 - ミドル級 1回戦




A有級の部

当道場より 有級の部へ参戦した選手は、壮年部へ出場の2名でした。
そして、結果は2名とも入賞です。

2人共 決勝戦まで勝ち上がり、小宮選手が優勝しました。
また前年で優勝の横川選手は、準優勝に輝きました。

W優勝 新人戦 敢闘賞です



また小宮選手は型の部でも優勝し、有級の部・敢闘賞に表彰されました。
お二人には日本協会・社会人クラスの輝ける星になって頂きたく思います。

新人戦 結果
氏 名(当道場から2名参戦) 組 手
小宮湘吾 壮年部 優勝 壮年部 優勝
敢闘賞
横川 仁 - 壮年部 準優勝




Bジュニアの部

湘南テコンドーキッズからは、約20名が参戦しました。
皆 精一杯の力を出し、元気良く競技しました。
勝っても負けても学びの場とし、今後の飛躍に繋げて頂きたいと思います。

さて特筆すべきは、当道場ジュニア日本代表の3名です。

桑原純也選手は、中学 組手・型 W優勝でジュニア最優秀選手を獲得しました。
また兄の桑原優毅選手も、組手 準優勝・型3位と実力をアピールできました。
そして組手こそ逃しましたが、中1・石田凛太朗選手も型3位入賞と輝きました。

桑原優毅(中学3年生)

テコンドー:小学1年生から
'06,'07 Jr日本代表
桑原純也(中学2年生)

テコンドー:幼稚園年長から
'06,'07 Jr日本代表
'07 Jr日本 MVP選手
石田凛太朗(中学1年生)

テコンドー:幼稚園年少から
'07 Jr日本代表
'06 Jr日本 MVP選手



色帯メンバーも多数入賞し、湘南テコンドーキッズの名を轟かせました。
当道場の少年部メンバーは、世界に出て行く予備軍と言った所でしょうか。

中学生 五十嵐塁選手、神山遥選手、木村尭志選手は、楽しみな存在です。
小学生ながらも実力が安定している 石田闘波選手、努力家の大山了選手、
負けを知らない 木村咲香子選手に期待がかかります

野崎夏生選手、金澤未晏選手、横川みなみ選手らは、ダイヤモンドの原石です。

勝った選手も、途中で負けてしまった選手も、
目標をあきらめず 常に上を目指し、輝きを増して下さい。
皆さまの事を応援致します。

ジュニアの部 結果
氏 名(入賞選手のみ記入) 組手
桑原純也 中学T部 優勝 中学T部 優勝
ジュニアの部 最優秀選手賞
桑原優毅 中学T部 第3位 中学T部 準優勝
石田凛太朗 中学T部 第3位 中学T部 1回戦
五十嵐塁 - 中学U部 優勝
木村尭志 中学U部 準優勝 中学U部 準優勝
神山 遥 中学二部 優勝 中学女子 準優勝
木村咲香子 - 小学5-6年女子 優勝
石田闘波 小学3-4年 準優勝 -
大山 了 小学3-4年 第3位 -
野崎夏生 - 小学3-4年女子 優勝
金澤未晏 - 小学3-4年女子 準優勝
横川みなみ 小学1-2年 第3位 小学1-2年 準優勝



☆ 全日本大会の名物旗 ☆


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